海外ドラマ「名探偵モンク」のファイナル・シーズンDVDリリースにあたり、8月31日(金)、都内スタジオにて、8 シーズン通して主人公・モンクの声を担当する角野卓造が、作品の主要キャストの声を務める藤 貴子(ナタリー役)、坂部文昭(リーランド警部役)、関 俊彦(ディッシャー警部補役)、三鴨絵里子(シャローナ役)とともに、作品として最後となる、CMと、特別プロモーション映像へのアテレコ収録をおこなった。
アテレコ後、収録終了とファイナル・シーズンDVDリリースをお祝いして、特製アニバーサリーケーキも登場し、全員でお祝いしながらの会見を行った。
最後のアテレコ収録を終えて、角野は 「足掛け8 年一緒に作ってきた仲間。集まるのは2 年ぶり。でも懐かしいというより、“あ~どうも”という感じ。声をあてたシーンは、もうすっかり忘れてはいるんですけど、アテレコすると、あ~、俺だ、モンクさんに会えたなと思う。モンク=トニー・シャルーブさんが作ってきたキャラクターが、自分に同期したんだなという感覚がとてもある作品。」と話す。
また、主要キャストの声を担当してきた藤、坂部、関、三鴨は、角野の演じるモンクについて聞かれ、「久々にみんなで集まって嬉しかった。シーズン最後のエピソードを収録した時スタッフの方が、角野さんのモンク役は、“通常、アテレコっていうのは、役者が映像に合わせることが仕事。でも角野さんの場合は、映像のほうが角野さんにあってくるんだ。すごいものを見ていたと思う”と話していたことが印象的でした」(藤)
「僕らは同じ劇団なんですが一緒に仕事したことがなくて、これが初めての共演だった。アテレコというものは2人共最初なじみがなくて。それが、だんだん卓ちゃん(角野さん)がモンクに見えてきたというか、モンクなのか卓ちゃんなのかわからなくなった。それってすごいことだと思ってます。」(坂部)
「最初は角野さんとは別に収録していて、何度目かに一緒の収録になったんです。私たちは何年ぶりかの声のお仕事で、ベテランの方たちが揃っていて、なんとかなるよ!!と2人で励まし合って、お陰様でここまできました(笑)」(三鴨)
「学生時代から角野さんの演技を観ていたので、アテレコの時は本当にドキドキしてました。でも優しくて、最初からまさにモンクで。それから、毎回とても美味しいスイーツを差し入れてくださったのが楽しみでした(笑)」(関)
と次々印象を話すと、角野は照れながら「実は差し入れは“(上手に)できなくてごめんなさい”の気持ちだった。その後やめられなくなった(笑)。でも毎週どんなスイーツを持っていこうかなと考えるのがとっても楽しかったんですよ」と笑った。
最後に、作品について「このドラマは、ハイテンポというよりは、オーソドックスな作り。事件は起こるし、いろんなことがあるけれど、とってもハートウォーミングな人間に対する愛が溢れているドラマ。それを演じられたことが嬉しい。これからご覧になる方も、1話だけでも楽しいのでぜひ観て欲しい」と感慨深げな顔で話した。